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筋肥大における弱点部位の改善を考える

      2016/02/12

筋肥大の弱点部位

ウエイトトレーニングのキャリアが長くなると、自ずと自身の「弱点」が分かってくる人も多いのではないでしょうか。

たとえば、全身をバランスよくトレーニングしているにも関わらず、なぜか筋発達が遅れてしまう部位があると思います。

今回はこのような筋肥大における「弱点部位」を改善するための考え方をテーマに話を進めていきたいと思います。

この記事を読んで少しでも弱点部位の改善に貢献できれば幸いです。

弱点部位とその原因を考える

弱点部位が無い、という類まれな才能を持ったうらやましいような人もいるかもしれませんが、おそらく多くの人は発達が上手くいかない部位があり、苦戦していることだと思います。

筋肉の発達が遅れるのには、当然何かしらの原因があるのです。

では、どのような原因が考えられるでしょうか。

遺伝的な問題

もっとも考えられるのは、あなたの骨格筋の遺伝的な要素が関係していることがあげられると思います。

筋肉には大きく分けて速筋と遅筋という二種類があります。そのうち特に速筋繊維はそれ自体がトレーニングなどにより肥大するという特徴があり、逆に遅筋繊維は持久運動に特化されあまり肥大しない性質を持ち合わせています。

この二種類の筋繊維の割合には個人差があり、生まれつき速筋が多い人、遅筋が多い人がいるのです。

またこれは筋肉の部位別に見ても考えられることで、例えば胸の筋肉は速筋が多いが、脚の筋肉は遅筋が多いなど、個々人の遺伝的素質により違いがあるのです。

つまり、上記の例だと胸の筋肉は発達しやすいが、脚の筋肉の発達が遅れる、などということが起こってしまうのです。

また、遺伝的な原因として、筋肉の形状によるものも考えられるでしょう。

世の中には自分とまったく同じ形状の筋肉を持った人間はいません。
筋繊維の付き方なども遺伝的要素が大きく、人によっては十分に発達していても細く見えたりする部位もあるかもしれない、ということです。

分かりやすい例として上腕二頭筋という筋肉は、生まれ持った形状で変化が出やすい筋肉の一つではないでしょうか。
筋肉の長さが短い人はピーク(筋肉の盛り上がり、高さ)が出やすく、長い人は太いがピークが出来にくいなどの特徴が挙げられます。

これらの遺伝的要因は、残念ながら変えることの出来ない事実ですので、弱点改善のためには何か他の方法でアプローチをしていく必要がありますよね。

弱点部位を改善するには

ではどうすれば弱点を改善できるのでしょうか。

もっとも効果が期待出来るアプローチはトレーニングの「質」を向上させることだと思います。

ここでいう「質」というのは筋肉に対する意識、集中力のようなものだと考えてください。

上記でも述べたとおり、弱点部位は遺伝的に骨格や筋肉の形状が不利な状況にある場合が多いです。
ですから他の筋肉よりも集中して精密なトレーニングを行う必要があります。

対象の筋肉を意識する

自身の弱点部位をトレーニングしているとき、他の筋肉と 同じように適切な刺激が入っているかしっかり感じ取ることが重要です。

とくにトレーニングがマンネリ化してくるにつれておごそかになりがちなのがこの「意識」の部分なのではないでしょうか。

弱点部位は遺伝的要因などによりただでさえトレーニングの刺激が伝わりづらいことが考えられます。

他の筋肉と差別化し、特別に集中して意識を向けてあげなければいけないのです。

筋肥大において、目的の筋繊維を意識(アイソレーションともいう)することはとても重要なのです。

通常生きていくために必要のない筋肉の肥大がなぜ起こるのか?それは人間が個々の筋肉を意識しイメージすることが出来る頭脳を持ち合わせているからと言っても過言ではないのではないでしょうか。

トレーニングに変化をつける

レップ数の固定概念をリセットする、という方法もお勧めします。

通常筋肥大に効果的と言われている1セットの運動回数は10回(レップ)というのが主流ですが、これをウエイトを落としてしっかりアイソレートし20レップなど高回数で試してみたり、逆に2~3レップしか出来ないような重いウエイトを試してみたりするのです。

このようにレップ数を変化させることで新鮮な刺激が伝わりますし、高回数トレーニングだと動作の正確性を保ちやすく、成長ホルモン分泌の促進もしっかり行われますから、弱点部位には意外と効果的で的確なトレーニングになると考えられます。

また、筋量において全身のバランスを考える場合、あえて弱点部位以外はオーソドックスなトレーニングに留まらせ弱点部位を追いつかせるというのも一つの方法です。

弱点部位を改善するというのはそう簡単に出来ることではないと思います。

しかし、弱点と向き合い自分の感覚を見つめ直し試行錯誤することで、今まで以上にトレーニングの奥深さや楽しみを教えてくれ自己を成長させてくれるものでもあるのではないのでしょうか。

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